腸内洗浄の方法
医療機関で行う腸内洗浄(コロンハイドロセラピー)は、専用機器にて殺菌したお湯を腸内に流し入れ、腸内に溜まった汚れや悪玉菌を洗い流すシステムです。ここでは、当院で行う腸内洗浄セラピーの方法や手順についてご説明します。
1. 問診表の記入(初診の方)
初診の方は問診表にて、病歴や内服中のお薬、腸にまつわる症状の確認、生活習慣などをご記入いただきます。(重篤な疾患、重度の痔核の場合、医師の判断によりセラピーができない場合があります)。
2. カウンセリング(初診の方)
ご記入いただいた問診表を元に、専門女性セラピストが、食事・運動・休養などの生活習慣やお腹についてのお悩みを伺います。聴取した内容を踏まえ、あなたが解決したい症状や具体的な改善目標などを一緒に決めていきます。
3.準備
個室内に設置した専用トイレにて、排尿を済ませます。次に使い捨ての専用ガウンに着替え、ベッドに仰向けになり血圧測定を行います(初診の方のみ)。専門女性セラピストが腹部に手を当てながら、腸内のガス溜まりや便の滞っている場所を確認します。
4.アプリケーターの挿入
ベッドに左側を下にして横になり、両ひざを曲げていただきます。直径1.8cmの専用アプリケーターに潤滑ゼリーを塗り、直腸内に(約4~6cm)ゆっくりと挿入します。次に肛門に入れたアプリケーターに排水ホースを接続し、仰向けに戻りひざを立てる姿勢になります。
5.腸内へ注湯
直腸に挿入されたアプリケーターから37~38℃前後のお湯をゆっくりと腸全体に満たしていきます。なお、水圧や流量は機械によってコントロールされており、腸にかかる圧力が安全な範囲に保たれています。1回の注湯と排水は1サイクルおよそ5分程度です。
万が一、お腹の痛みを感じたり、お腹の張りがまんできなくなったら、セラピストにお声がけください。
6. 腸内の洗浄
腸内に送り込まれたお湯によって腸が膨らむことで腸のぜん動運動が始まると、お湯と共に腸内の排泄物が排水ホースから排出されます。この注湯~洗浄~排水のサイクルを5~6回繰り返して、腸内の老廃物の排泄を促していきます。
排泄時は一般的に強い便意を感じます。トイレでの排泄をご希望の際は、肛門に挿入しているアプリケーターを抜き、トイレに行っていただくことも可能です。
セラピー時間内であれば、トイレから出た後も腸内洗浄を再開することが可能です。
7. 腸内洗浄の終了
約40分の腸内洗浄の時間が終了したら、最後にトイレで腸内に残っているお湯と便を排出します。
8.コンサルティング
本日の腸内洗浄の結果(どこまで洗浄できたか、動きの悪い場所とその原因など)と、改善のための生活習慣をアドバイスいたします。また、腸内洗浄後の注意事項や、次回の予約のタイミングなどをご説明いたします。
初診から1ヵ月間は2~7日おきに2~3回、その後は改善度に合わせ2~4週間に1回程度でお受けいただくことをお勧めいたします。
9.プロバイオティクス飲用
ビフィズス菌と乳酸菌のプロバイオティクスを飲用します。
大腸の洗浄後にプロバイオティクスを積極的に飲用することで、腸内洗浄後に起こりやすいお腹の張り感を防ぎます。また、腸内の善玉菌を増やし、腸内をキレイに保つ働きがあります。
10.お会計と、次回のご予約
事前決済がお済でない方は、お会計を承ります。現金や各種クレジットカード(一括払い)がご利用いただけます。ご希望があれば、次回のご予約をお取りいたします。